給与17か月連続でマイナス…勤労統計調査

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2009年11月30日 18:10

 厚生労働省が30日に発表した10月の毎月勤労統計調査(速報)によると、労働者の平均賃金を示す現金給与総額は26万8036円と前年同月比1.7%減で、17か月連続でマイナスとなった。

 産業別では、長引く景気低迷を反映し、製造業が同3.3%減の29万6098円、金融・保険業が同2.9%減の36万5712円などとなっている。

 調査は全国の従業員5人以上の事業所約3万3000か所を対象に実施した。

読売新聞 2009年11月30日記事より

※現金給与総額とは、
勤労者がその月に受け取った給与の平均額。
物価の変動を考慮しない名目賃金とほぼ同じ。
毎月勤労統計調査では、「基本給」「残業代」「賞与や通勤手当など」の合計額で表される。
パートなど非正規雇用の増加が低迷の原因との分析もある。
賃金は消費行動に影響するため、市場関係者らが動向に注目している。



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