自動車・鉄鋼・造船 ベア要求、労組見送る方向
自動車総連(約76万人)は、2010年春闘でベースアップなどの統一的な賃金改善要求を3年ぶりに見送る一方、定期昇給の完全実施などを求める執行部案を決めた。来年1月の中央委員会で正式決定する。
鉄鋼や造船などの労働組合でつくる基幹労連(約25万人)も、10年春闘で賃金改善要求を見送る執行部案をまとめた。要求見送りは、2年ごとの「隔年春闘」方式になった06年以来で初。春闘方針は来年2月に正式に決める。
賃金改善を最終的に要求するかどうかは、ともに傘下の個別労組の判断にゆだねられるが、自動車大手や鉄鋼大手などの労組は大半が要求を見送る方向という。
朝日コム 平成21年12月20日記事より
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