大手企業の夏賞与、3年ぶりにプラス
日本経団連が20日に発表した今夏のボーナス妥結額は、大手企業163社の平均で前年夏比0.55%増の75万7638円で、2007年以来3年ぶりに増加しました。
自動車や電機などが持ち直したのが要因で、製造業全体は1.02%増の74万1395円、非製造業は0.77%減の80万4706円でした。
昨年は2008年秋のリーマン・ショックの影響による急激な景気の落ち込みで、1959年の調査開始以来、最大のマイナス幅(17.15%減)を記録しましたが、水準は低いままながらも、若干持ち直した形です。
日本経団連では「底打ち感はあるが、全体の伸び率は昨年比ほぼ横ばいで、業種によっては厳しい局面にある」と分析し、「楽観視できる状況にはない」と先行きに慎重な見方を示しています。
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