2009年12月01日

不況でもサービス残業 正社員3.6時間増

~サービス残業 正社員3.6時間増~

東レ経営研究所が10月にまとめた報告書「サービス残業の急増とその背景」によると、国内企業でサービス残業が今年1~6月に急増していた。

 サービス残業とは、賃金が支払われない残業のこと。2000年をピークに減少傾向を示していたが、09年上半期に反転し、1か月あたり31・3時間と、前年より3時間も増えた。従業員の規模別では、500人以上の大企業で前年より6・7時間も増えた。また、雇用形態別では、正社員が前年よりも3・6時間増えるなど、「大企業」と「正社員」でサービス残業の増加が目立った。

 同研究所では、中小企業だけでなく大企業でも不況で派遣やアルバイトの採用を抑える傾向が強まり、それが正社員のサービス残業につながっているのではないか、と分析している。

(2009年11月30日 読売新聞)


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