2010年05月18日

景気低迷で給与減少率が最大(09年毎月勤労統計まとめ)

 厚生労働省が17日発表した毎月勤労統計(確報、従業員5人以上)の09年度まとめによると、現金給与総額(月平均)は前年より3.3%減り31万5311円と、比較可能な1991年度以来最大の減少率となりました。

 世界的な景気低迷により、ボーナス(10.8%減)・残業代(7.9%減)の大幅減が影響しています。現金給与総額の減少は3年連続で、ボーナスの減少率も過去最大でした。

 所定外労働時間の月平均は9・4時間となり、前年度より8・5%減少、景気変動の影響を受けやすい製造業に関しては年度平均で14.9%減で3.8ポイント減少率が縮小しました。
 
 今年に入って生産の持ち直し傾向が顕著になっていることを映しています。

同じカテゴリー(「人事労務」最前線)の記事
 未納の国民年金、後払い申請開始 過去10年分対象 (2012-08-01 22:02)
 AIJ社長ら追起訴 起訴額計100億円―東京地検特捜部 (2012-07-31 20:12)
 未成年の男性自殺:上司パワハラが原因 労災認定 (2012-07-30 20:46)
 改正労働契約法が衆院を通過 (2012-07-27 22:27)
 12年度最低賃金引き上げ、平均7円  (2012-07-26 19:24)
 OBの企業年金減額しやすく AIJ対策で厚労省が見直し案 (2012-07-26 19:22)


削除
景気低迷で給与減少率が最大(09年毎月勤労統計まとめ)