2010年05月21日

08年の平均所得は547万円 ピーク比116万円減

 2008年の1世帯あたりの平均所得は547万5千円と、前年より8万7千円減り、1989年以降、過去20年間で最低だったことが20日、厚生労働省の「09年国民生活基礎調査(概況)」で明らかになりました。

 最も高かった1994年の664万2千円と比べて116万7千円少なくなっています。所得が低い高齢者世帯が増え、全体の平均を下げているとのことです。
08年秋のリーマン・ショック後の景気悪化で失業者が急増したことも一因とみられています。

 所得額別でみると、最多は「200万~300万円未満」の13・9%で、次いで「300万~400万円未満」(13・3%)、「100万~200万円未満」(12・7%)の順となっています。
世帯別では、子ども(18歳未満の未婚者)のいる世帯は688万5千円で、2年連続で700万円を下回りました。高齢者世帯(65歳以上のみか、65歳以上と子どものいる世帯)は297万円で、2年連続で300万円に届きませんでした。

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