2010年07月21日

大手企業の夏賞与、3年ぶりにプラス

 日本経団連が20日に発表した今夏のボーナス妥結額は、大手企業163社の平均で前年夏比0.55%増の75万7638円で、2007年以来3年ぶりに増加しました。

 自動車や電機などが持ち直したのが要因で、製造業全体は1.02%増の74万1395円、非製造業は0.77%減の80万4706円でした。

 昨年は2008年秋のリーマン・ショックの影響による急激な景気の落ち込みで、1959年の調査開始以来、最大のマイナス幅(17.15%減)を記録しましたが、水準は低いままながらも、若干持ち直した形です。

 日本経団連では「底打ち感はあるが、全体の伸び率は昨年比ほぼ横ばいで、業種によっては厳しい局面にある」と分析し、「楽観視できる状況にはない」と先行きに慎重な見方を示しています。

同じカテゴリー(「人事労務」最前線)の記事
 未納の国民年金、後払い申請開始 過去10年分対象 (2012-08-01 22:02)
 AIJ社長ら追起訴 起訴額計100億円―東京地検特捜部 (2012-07-31 20:12)
 未成年の男性自殺:上司パワハラが原因 労災認定 (2012-07-30 20:46)
 改正労働契約法が衆院を通過 (2012-07-27 22:27)
 12年度最低賃金引き上げ、平均7円  (2012-07-26 19:24)
 OBの企業年金減額しやすく AIJ対策で厚労省が見直し案 (2012-07-26 19:22)


削除
大手企業の夏賞与、3年ぶりにプラス