2010年08月03日

最低賃金審議、異例の長期戦 4日に6回目協議

 中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)の小委員会は2日、2010年度の全国の最低賃金の引き上げ額の目安について5回目の会合を開催しましたが、労働側と経営側委員の溝は埋まらず協議は物別れに終わりました。

4日に6回目の協議を開き、労使が具体的な金額を提示することになり、結論は持ち越されました。

焦点は
・「生活保護の支給額より最低賃金が低い地域をどう解消するか」
・「20年までに全国最低800円、全国平均1000円との政府目標をどう反映するか」
の2項目です。

早期に大幅に上げたい労働側と、引き上げに慎重な経営側の意見が真っ向から対立しており、異例の長期戦となっています。


同じカテゴリー(「人事労務」最前線)の記事
 未納の国民年金、後払い申請開始 過去10年分対象 (2012-08-01 22:02)
 AIJ社長ら追起訴 起訴額計100億円―東京地検特捜部 (2012-07-31 20:12)
 未成年の男性自殺:上司パワハラが原因 労災認定 (2012-07-30 20:46)
 改正労働契約法が衆院を通過 (2012-07-27 22:27)
 12年度最低賃金引き上げ、平均7円  (2012-07-26 19:24)
 OBの企業年金減額しやすく AIJ対策で厚労省が見直し案 (2012-07-26 19:22)


削除
最低賃金審議、異例の長期戦 4日に6回目協議