2010年08月17日

09年度医療費、35.3兆円 7年連続最高―厚労省

 厚生労働省は16日、2009年度の医療費動向調査の結果を発表しました。2009年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた概算医療費が、前年度比3.5%(約1兆2000億円)増の35兆3000億円となり、7年連続で過去最高を更新しました。70歳以上の高齢者医療費は4.6%増の15兆5000億円となり、全体の44.0%を占めるなど、高齢化の進展に加え、医療技術の高度化が医療費膨張の要因となっています。

 1人当たりの医療費も、70歳以上では前年度比で1万9千円増の77万6千円、全体では1万円増の27万6千円と、ともに過去最高を更新しています。 

 厚労省は「医療の高度化に伴い、受診回数が少なくても治療できるようになった半面、単価の高い先端技術や新薬の使用が医療費全体を引き上げている」と分析しています。

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