2010年09月07日

介護保険料平均5千円も  厚労省見通し 

 厚生労働省は6日、社会保障審議会介護保険部会で、65歳以上の保険料の全国平均額(現行は月4160円)について、次回改定(2012年度)では5千円を上回るとの見通しを示しました。介護職員の処遇改善を図るための交付金等の特例措置が積み重なり、2012年度以降の給付費が当初試算よりも約2千億円上回る可能性が大きくなったことが要因とされています。

 政府は2012年度の介護保険制度見直しに向けて、11月までに結論を出して来年の通常国会に関連法案を提出する方針としています。

 また、65歳以上の保険料については発足当初の2911円から大幅に増加しています。

 なお、介護保険の給付費について、2000年度の制度発足時の総給付費は約3・6兆円でしたが、2012年度は7・9兆円に倍増しています。


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