2010年10月18日

AOKI労組「会社が脱退勧奨」、救済申し立て

 大手紳士服店チェーン「AOKI(アオキ)」、親会社の「AOKIホールディングス」(東京都港区)が労働組合法で禁止されている組合脱退の勧奨や強要などを行っているとして、企業内労働組合「AOKIグループユニオン」が、神奈川県労働委員会に不当労働行為の救済を申し立てました。

 ユニオンによると、両社は、「トップが組合を毛嫌いしている」「脱退しないと遠隔地に配転になる」などと、各店舗の店長らを通じ組合員に脱退を促し、組合員数(契約社員、パートらを含む)は6月10日時点で1642人だったが、6月下旬から急に脱退が目立ち始めた。8月28日には139人、同29日には175人が一度に脱退しました。今月15日現在の組合員は255人まで減った。4か月で組合員の8割を超える約1390人を脱退させたとしている。

 AOKIホールディングスによると「不当労働行為はなかったと認識している。県労働委員会で対応しているので詳細なコメントは控えたい」(経営戦略企画室広報課)としています。





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