2010年12月16日

経団連が集計 3年ぶりプラス 大企業の冬ボーナス

 日本経団連は15日、大手企業の冬のボーナスの最終集計結果を発表しました。回答した企業の平均妥結額は前年比2.52%増の77万4654円で、3年ぶりに前年実績を上回りました。ただ、前年は世界金融危機の影響で過去最大となる15.01%の下落を記録しており、額では2002年以来の低い水準にとどまっている状況で、経団連は「底は打ったが、依然低迷している業種も多く、回復とまでは言えない」(労働政策本部)としています。

 東証1部に上場する従業員500人以上の企業250社を対象に調査し、165社から回答を得ました。製造業が3.33%増の75万2870円、非製造業が0.61%増の83万9092円。業種別では、繊維(19.4%増)、食品(13.5%増)などの伸びが目立ちましたが、回答した19業種のうち鉄鋼やセメントなど7業種が前年実績を下回りました。


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