2011年01月14日

自動車総連、統一要求見送り

 自動車各社の労働組合が加盟する自動車総連は13日、京都市で中央委員会を開き、2011年春の労使交渉方針を決めました。

定期昇給に相当する賃金カーブ維持分については「確保が大前提」とし、2010年春の「確保する」より強い方針で交渉に取り組むことにしましたが、円高の進行などで先行き不透明な経済環境を踏まえ、具体的な金額を示す形での統一した賃金改善要求は2年連続で見送りました。

一時金は2010年春の交渉と同じ年間5カ月を基準に「最低でも昨年獲得実績以上」の確保を目指すとしています。

同日、京都市で記者会見した西原浩一郎会長は、2年連続で統一要求を見送った理由について「企業ごとに業績や経営環境が異なり、一律の賃上げ幅を示すのは適当ではない」と説明しています。


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