2011年01月17日

11年春闘ベア要求の見送り正式決定 全トヨタ労連

 トヨタ自動車グループ各社の労働組合で構成する全トヨタ労働組合連合会(304組合、32万2000人は14日、2011年春の労使交渉で統一の賃金改善要求を見送る方針を決めました。統一要求を見送るのは2年連続です。闘争方針では、全加盟組合が定期昇給に当たる「賃金カーブ維持分以上」の確保に努めるほか、一時金は年間5カ月以上を要求するとこことです。
 同日、兵庫県尼崎市で開いた中央委員会で提案、15日に正式決定します。全トヨタ労働組合連合会の
東正元会長は「自動車産業は厳しい環境下にあり、すべての組合で一律の賃金改善要求をするという状況にはない」と述べました。10年度交渉では傘下の約300の組合のうち2割が賃金カーブ維持分を確保できなかったことから、「カーブ維持分以上の確保に強いこだわりを持って交渉を進める」と言います。

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