2011年05月23日

働く女性、過去最多の2329万人 男女賃金格差は拡大

 厚生労働省が20日まとめた「働く女性の実情」(女性労働白書)によると、2010年の女性の雇用者数は、震災前の景気回復基調の中で非正規社員が増え、年平均で前年比0.8%増の2329万人となり、過去最多となりました。結婚や出産の後も働く女性が増えた一方、非正規雇用が主流のため、男女間の賃金格差は広がっています。男性のフルタイム労働者の賃金を100とした場合、女性は69.3で前年より0.5ポイント減少しています。

総務省が毎月発表する労働力調査のデータより、既婚女性の就業率は25~29歳が50.4%、30~34歳が52.0%で、10年前と比べて、それぞれ10ポイント増加しました。
産業別では、医療・福祉が前年比5.2%増の483万人となり、初めて最多となりました。卸売業・小売業が0.4%増の477万人。雇用形態別では、パートやアルバイトといった非正規雇用が1.8%増の1218万人、正規雇用は前年と同じ1046万人でした。

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