2011年11月10日

年金給付充実へ法案化で調整

 野田佳彦首相は9日午前の衆院予算委員会で、年金制度を一元化して所得比例年金に月額7万円の最低保障年金を組み合わせる新制度について「13年までには法案が提出できるように環境整備に努めたい」と述べ、民主党の09年衆院マニフェスト(政権公約)を踏まえ、13年中の法案提出を目指す考えを強調しました。
厚生労働省は、先に政府・与党がまとめた社会保障と税の一体改革案をもとに、年金や医療、介護などの改革の具体案作りを進めており、来年以降、順次、必要な法案を国会に提出する方針です。これについて、小宮山厚生労働大臣は9日の衆議院予算委員会で、所得が低い高齢者の年金額を加算することや、年金の受給資格を得るための加入期間を今の25年から短縮することを、来年の通常国会に提出する法案に盛り込む方針を示しました。また、専業主婦らの年金救済法案に関し、本来より多く年金を受け取っている受給者への「過払い」解消には、法律公布から最長五年かかるとの見通しを明らかにしました。




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