2011年09月30日
厚生年金、妻が半分受給・支払者とみなす 厚労省方針
厚生労働省は29日、サラリーマンや公務員世帯の専業主婦が、夫が支払う厚生年金などの保険料の半分を払ったとみなし、夫が受け取る厚生年金などの受給額の半分を妻の基礎年金に上乗せする仕組みに改める方向で検討に入りました。
3号の人は保険料を負担せず老後に基礎年金(11年度の満額は月6万5741円)を受給でき、共働きや自営業者の妻らから「不公平だ」との批判が出ていました。このため、「専業主婦らも保険料を負担している」と位置づけることにしました。ただし、夫婦で厚生年金を分割すると、妻が先に死亡した場合に夫が少ない年金のままとなる可能性もあります。
3号の人は保険料を負担せず老後に基礎年金(11年度の満額は月6万5741円)を受給でき、共働きや自営業者の妻らから「不公平だ」との批判が出ていました。このため、「専業主婦らも保険料を負担している」と位置づけることにしました。ただし、夫婦で厚生年金を分割すると、妻が先に死亡した場合に夫が少ない年金のままとなる可能性もあります。
2011年09月30日
【09年度】国民医療費36兆円 過去最高
厚生労働省は29日、2009年度の国民医療費は前年度比3・4%増の36兆67億円となり、3年連続で過去最高を更新したと発表しました。
高齢化が進み、医療技術も進歩しているためで、国民医療費の国民所得に対する割合は10.61%と、1954年度の調査開始以来、初めて10%を超えました。
年齢別では65歳以上が19兆9479億円と、全体の55.4%を占めた。このうち、「後期高齢者」に区分される75歳以上は11兆7335億円(全体の32.6%)。1人当たりの医療費は、65歳未満が16万3千円、65歳以上は68万7700円で、75歳以上は85万5800円でした。
高齢化が進み、医療技術も進歩しているためで、国民医療費の国民所得に対する割合は10.61%と、1954年度の調査開始以来、初めて10%を超えました。
年齢別では65歳以上が19兆9479億円と、全体の55.4%を占めた。このうち、「後期高齢者」に区分される75歳以上は11兆7335億円(全体の32.6%)。1人当たりの医療費は、65歳未満が16万3千円、65歳以上は68万7700円で、75歳以上は85万5800円でした。