2011年08月29日

子ども手当特措法が成立 1000万円世帯、減収22万円

 10月から来年3月に子ども手当を暫定的に支給するための「子ども手当特別措置法」が26日午前、参院本会議で民主、自民、公明3党などの賛成で可決、成立しました。支給額は、現行の「中学生まで一律月1万3000円」から、10月以降、3歳~中学生は月1万円、3歳未満と第3子以降(3~12歳)は月1万5000円に変更します。親がいないなどの理由で、児童養護施設に入所中の子供も支給対象に加え、子どもの国内居住が支給条件として新たに課させられました。市町村が手当から給食費や保育料などを天引きで徴収することができる規定も設けました。手取りは昨年より全般に減少しますが、新旧制度で試算すると、子どもを持つ高所得世帯に大きな負担が生じる結果となっているようです。
 子ども手当は年度内で廃止され、来年4月以降は自公政権当時の児童手当法を改正し、所得制限を盛り込んだ新制度に移行する予定です。  


Posted by aiai_mc at 20:26「人事労務」最前線

2011年08月29日

平成22年度 医療費の動向 7厚生労働省発表

○ 平成22年度の医療費は、前年度に比べて約1.4兆円増加し、過去最高の36.6兆円となった。医療費の増加は8年連続。
○ 医療費の伸び率(対前年度比、以下同じ)は3.9%(稼働日数補正後3.6%)で、診療報酬改定(+0.19%)の影響を除去してみると、概ね従来と同水準(3%台)。
○ 受診延日数総計(延患者数に相当)の伸びは0.1%(入院0.7%、入院外▲0.0%、歯科▲0.1%)、1日当たり医療費の伸びは3.8%、となっている。
受診延日数は、近年、減少傾向にあったが6年ぶりに増加に転じた。1日当たり医療費は、診療報酬改定(+0.19%)の影響を除いても3%台の増加を示しており、医療費総額の増加につながっている。
○ 医療費を診療種類別にみると、入院14.9兆円で全体の41%、入院外+調剤19.0兆円で全体の52%、歯科2.6兆円で全体の7%となっている。それぞれの伸び率は、入院6.2%、入院外+調剤2.4%、歯科1.8%で、入院の伸びが高くなっている。

http://www.mhlw.go.jp/topics/medias/year/10/dl/iryouhi_data.pd
  


Posted by aiai_mc at 19:26「人事労務」最前線